蛍光浸透探傷検査(蛍光浸透探傷試験)とは、*非破壊検査の一種になります。
*非破壊検査=対象物を壊さずにクラックや亀裂などの劣化状況を調べることが出来る技術。
蛍光物質が添加された浸透液を検査対象物に塗布し、傷やクラックに浸透させた後、表面の浸透液を除去し、暗所でブラックライト(波長365nmを中心とする紫外線(UV-A波)を発光するライト)を照射する事で、目視では発見することが難しい微細な傷やクラックを検出することが出来ます。
また紫外線に反応して光る浸透液を発光させて確認を行う為、染色探傷検査よりも検査精度が高いとされており、主に航空機関係での微細な傷の検出に使用されるのが主流になります。
他にも浸透探傷検査(浸透探傷試験)とも言われます。
蛍光浸透探傷検査の流れ
当社製品は、浸透液を塗布する前段階の「STEP1 前処理」で使用されます。
「STEP1 前処理」では検査対象物にある塗膜の洗浄を、樹脂製研磨材を使ったエアーブラストで行うことで、対象物へのダメージを殆ど与えずに、塗膜だけを効率良く洗浄することができます。 ユリア樹脂を基材とした「POLYPLUS FPI」と「POLYPLUS PRIME」の2 種類の製品は、「蛍光浸透探傷検査」に適した研磨材であり、検査の妨げとなる蛍光物質の混入を最小限まで抑えております。
ブラックライトを照射した結果
研磨材に蛍光物質が混入していた場合、ブラックライト照射時に検査対象物全体が光ってしまい、検査に支障をきたす可能性がありますが、上記写真にある「POLYPLUS FPI」はブラックライトを照射しても殆ど反応する事がない為、検査対象物に研磨材が残留していても問題がありません。
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