POLYEXTRAは、TYPE Ⅲ、POLYPLUSよりも柔らかく、ナイロンよりは硬いものとなります。
また、同程度の硬さの植物系の研磨材からの代替に適しており、植物性(ウォルナッツ、アプリコット、ピーチなど)の研磨材では、硬さや耐久性などロット振れがあり、ロットによりブラスト条件の調整が必要ですが、当社の樹脂製研磨材は品質も均一で、破砕性が低く耐久性もあり、それぞれ用途に応じて繰り返し使用することができます。油脂の付着もありません。
加工速度はPOLYPLUSよりも遅いですが、アルミ合金や、アクリル等の硬質プラスチックに対して殆どダメージ無く加工することができます。
熱硬化性樹脂で、服飾のボタンに多く使われている素材となり、大部分が株式会社アイリスからの供給となります。
不飽和ポリエステルは、多くはFRP(繊維強化プラスチック)として小型船舶の船体や、自動車・鉄道車両の内外装、ユニットバスや浄化槽などに、ガラス繊維や炭素繊維との組み合わせで多く使われる樹脂材料となります。
(ただし、当社の製品の材料はほぼ全てが洋服用の釦の製造過程で発生する製品とならない部分のものとなり、ブラスト時にワークにダメージを与えるガラス繊維などは入っておりません)
ポリプラスはユリア樹脂という熱硬化性樹脂製で、照明器具や、コンセント等の配線器具、洋服のボタンなどに多く使われるプラスチック材料から製造しております。
株式会社アイリスのユリア釦も材料として使用しております。
遅燃性もしくは自己消火性があり、タイプ スリーよりも若干柔らかく、ポリエクストラよりも切削力があり加工速度を高められる製品です。
アルミ合金などの、比較的やわらかい金属からの塗装剥離、バリの除去に適しており、ダメージを嫌うアルミ合金製等の航空機の機材・部品の塗装剥離や、チタン合金製の航空機エンジンのファンブレード(タービンブレード)の洗浄にも使われております。
ドライブラスト用、ウェットブラスト(液体ホーニング)用を用意しております。
熱硬化性の硬質プラスチック製食器であるメラミン食器に多く使われる材料で、POLYPLUS や POLYEXTRA に比べ、硬く、切削力がある製品ですが、鉄などの硬い金属に対しては殆ど傷をつけずに加工でき、金型の洗浄にも適しています。
アランダム(アルミナ)等と違い、ブラスト機本体や、ノズル、ホース、冶具へのダメージが殆ど無く、装置の維持費を安く抑えられます。
アルミ合金等の軟質金属に対しては、軽い切削をしながら加工を行います。
樹脂製の研磨材の中でも研削力を求められる加工や、鉄などの硬めの金属からの塗装除去、軟質金属の薄バリ、樹脂バリの除去等に最適です。
ドライブラスト用、ウェットブラスト(液体ホーニング)用を用意しております。