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静電気防止剤(帯電防止剤)とは

2023.03.15

静電気防止剤とは言葉の通りに、静電気を防止する物質になります。

今回ご紹介する静電気防止剤は、当社で実際に使用されている「界面活性剤型」の静電気防止剤で、
静電気を抑えたい対象物に、静電気防止剤を添加または塗布することで表面に防止剤が付着します。

付着した静電気防止剤が空気中にある水分と結びつき、表面を覆う形で膜が出来るので静電気の発生を抑制することが出来ます。

それでは実際に当社で製造・販売しております樹脂製研磨材の「ポリエクストラ」に、静電気の発生を抑制させる静電気防止剤を添加した研磨材と、添加されていない研磨材の2 種類を用意し、意図的に静電気を発生させます。

樹脂製研磨材(ドライブラスト用)に帯電防止剤は無くてはならない物で、本来エアーブラストで投射されるべき研磨材が、静電気の発生により装置内部に張り付いてしまい、研磨材の能力を十分に発揮することが出来なくなってしまう可能性があります。

しかし水中用(ウエットブラスト用)の研磨材に静電気防止剤が添加されていると、
ブラスト中に泡が立ってしまい作業の妨げとなってしまう為、静電気防止剤の特性を理解することが重要です。

静電気の発生をわかりやすく表現するためペットボトルを用意し、静電気防止剤以外は、研磨材の粒径など条件を全て揃えております。

上記写真は綿・ポリエステル素材のタオルをペットボトルに何度か擦り付け、
静電気を意図的に帯電させております。

静電気防止剤が添加されていない研磨材はペットボトルの内側を覆う様に
張り付てしまっておりますが、防止剤が添加されている研磨材は殆どが初期の状態になっているのが一目で確認する事が出来ます。

物質や湿度など の 条件で大きく異なりますので 一概に 比較する事は難しいですが、内側に張り付いてしまった研磨材がブラスト装置内であると仮定した場合、付着した研磨材は循環しなくなってしまいますので、 本来の研磨材として使用できる割合は減少してしまいます。

このことからも、
静電気防止剤の重要性をおわかり頂けたかと思います。

この様に当社の研磨材は、ドライブラスト用の研磨材とウエットブラスト用の研磨材を取り扱っております。


またドライブラスト用に厳選した帯電防止剤を使用し、徹底した管理の元でお客様の使用条件にあった、高品質な研磨材のみを出荷させて頂いている事から、各方面のお客様から高い評価を頂いております。

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